第26回 全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 MTB男子レースレポート
乗鞍ヒルクライムのMTBクラス8位の目から見たレースレポートです。
スタートは8:17とのんびり。5時起きで朝食。去年からお気に入りの宿福島屋さんは食事が旨い!朝から、ガッツリ満腹メニューだ。昨夜の夕食も、初めて食す“鴨刺し”なんて付いちゃって、普段米は食べない主義の私も、不覚にもついお替りしてしまった。 朝食後には、未だ寝てる体を温泉で強制アップ!福島屋さんは24時間入浴可なのだ。
7:25スタートと、7:55スタートの同行メンバーのスタート写真を撮る合間にローラーでアップ。アップでは滅多に上がらない95%程度まで上がる。調子は悪くない様子。ただ、昨日の長距離ドライブのせいか、両前腿に張りを感じる。最近車から降りる際に股関節痛が酷い。たぶん、腰痛の影響だろう。腰痛は有る。が、今日は、1回2枚限定のボルタレンを3枚張ったので、大丈夫だろう?
8時頃会場入り。先頭付近に上位狙いのメンツが居る。『おはようございまーす!』 代理受付する代わりに場所取りしてもらったO本さん、不死鳥M田さん、ライバルN良ちゃん、K出師匠、シーナックY田さん、W辺さん、Y野さん、日野のS野さん、無地ジャージのN尾さんも、キングT辺さんもどこかに居るはず。・・・上位10人越えちゃう・・・。
会場からスタートラインへ移動開始! と、「プシュ~~ッ~~・・・、」「エェッ!!!!!俺!?・・・。」「ア~ァ~、パンク?」「・・・。。。」 『どうする?全部は抜けてない。』タイヤを回すと、5mm位の傷。『ガラスが刺さっていたか?』「スゥ~~~。」『抜けてる!駄目だ、何分ある?ヤルシカナイ。』道端でパンク修理開始!ギャラリーが寄ってきて「大丈夫ですか?」「駄目です!」「チューブはありますか?」「有ります!フロアポンプ貸して下さい!」「ポンプは無いです。。。」 「借りてきました!」「ありがとうございます!!!助かります!」即効でチューブ交換完了!しかも、その方は、「私入れます、何キロですか?」空気まで入れてくれた!『本当にいい人だ!ゴメン、顔も覚えていないです。』「間に合った!」「ありがとうございます!助かりました!パンクチューブを背中に押し込み慌てて列に戻る。「スタート3分前。」アナウンスが入る。『3分。間に合ったんだ、良かった~。』
3分後、レーススタート!急いで前に上がる。登りが始まる左コーナーまでに、2~30番手に、先頭はM田さんとO本さん、N尾さん。林を抜けて右コーナー、T辺さんがいつの間にか先頭に。ちょっと平地になるすずらん橋での並びは、T辺、M田、N尾、ペルジタ(?)、S野、O本、TAG、後ろは不明。因みに私の心拍は90~96%以上のMAX状態。
T辺さんは、ハンドルセンター付近に手を置いて、結構上体を揺すってパワーで走る感じ。M田さんは、エンドバーを握って、確かに低ケイデンス。N尾さんは、すごい余裕を感じる、終始回りを確認しながら、先頭を牽いても、後ろを確認する余裕。S野さんも余裕、リラックスした綺麗なフォームとペダリング。O本さんは上体潰れ気味の、ちょっとO脚気味で、パワフル。
15分経過して、『ヤバイ』、きつくなってきた。T辺、N尾、S野。ちょっと空き始めて、M田、O本、更に空いて、TAG(後ろ不明)。CP1を過ぎてO本さんとM田さんもバラケ始める。ゲレンデまでになんとかM田さんに追いつく、暫く、抜きつ抜かれつ。心拍を聞かれたが、私は、既に限界を超えて、80%前半まで落ち着いちゃってます。Mさんは80後半みたい。30分経過して、九十九のインをついてMさんがダンシング、『付いていけない。』ジワジワ離される。更に5分後、何とN良ちゃんに追いつかれ、置いていかれる。ちょっと段違い、前方のM田さんにも追いつき、置いていった模様。NEWバイク効果か。
そして一人旅。元石畳区間で「前6つ!」振り返ると、20分前スタートのK玉ちゃん。『よく数えてるね。』冷泉小屋を過ぎて、更にY野さんにも抜かれ、置いていかれた。腰痛が出だしているので、今日はダンシング祭り。残り5km過ぎた頃、W辺さんに抜かれる。が、ナントか堪えて追いすがる。付いて走ると、心拍は80%後半だが、不思議と余裕は有る。このままゴール前なら、『刺せる!』ツキイチを決め込む。
大雪渓で、W辺さんのペースがちょっと緩んだ。『!、ココで、前に出て、一か八かで、残り1kmを刺せない様なペースで鬼牽けば、去年同様イケル!』前に出て、上げる。と、残り500mを過ぎると、何と、Mさんが居る!『どうする?Mさんのペースは落ちているので、残り300mで追いつきそう。ペースを合わせて、ゴール前で刺すか、でも、落とすと、後ろのW辺さんに追いつかれるし、更に誰か来たら、10位も危なくなる。』
300mで、Mさんに見つからない事を祈って、右サイドギリギリからアタック!「あっ!」見つかった。逆にMさん、カウンターアタック!『速えー!』あっという間に10m空く。必至で上げるが、登りスプリントは200mでも無理。Mさんが垂れる想定で残り50mで、5m差。振り絞るが、俺ももう残ってない。8秒差で逃げ切られた。『アー、Mさんには勝ちたかった!』でも、完敗です。1年前は、瀕死状態だった人とは信じられません。『スゲーよ、Mさん。』また,何処かでヤリタイ!『今度は、勝つよ。』